くま社長日記 Vol.156 「今日」
昨夜、夜9時には眠くて寝ちゃった。
Hide-c.出演中のHTB「ワンサカ」のOAをチェックすべく、もそもそ起きたが最後、眠れない。
NHKで宮崎駿密着100日、っと云うドキュメント。最後まで見ちゃった。
最近、本をよく読むようになったんです。
立地的に入居している当日之出ビルにご存知、なにわ書房さんがあるもんですから、
便利、ベンリ。
で、ひょんなこと、売り場にて目に飛び込んできた一冊の本。サン=テグジュペリ、「人間の土地」。
その宮崎駿の解説「空のいけにえ」が寄せられている。
『飛行機の歴史は凶暴。それなのに僕は飛行士たちの話が好きだ。』と帯にもキャッチとして記載してある。
いや、オモシロかった。
ドキュメントの中で、どんどん硬くなっていく表情に本当のクリエイターの本性が浮かび上がってきて、やっぱり、すごい人物なんだな、と素直にそう、思いました。
「なーんだ、タバコがんがん吸ってんじゃん。」
などと、巨匠を目の当たりにしてして、我、自己弁護。
いやいやタバコはよくない、よくない。
1900年生まれの飛行機野郎は1944年7月31日、コルシカ島から離陸して消息を絶った。12歳で初めて飛行機に乗っていると、年譜が語っている。
時に日本は大正元年。先日記述の作家、太宰が3歳。
これは、すごいね。
因みにボクが生まれて初めて飛行機に乗ったのは、大学中退で(しつこいが、除籍)東京に旅立った時。
ANAでスカイメイト(だったっけ、若者割引)。
大学時代の音楽の先輩で現在全日本空輸でエリートをしているYさんに昔聞いたんですが、このスカイメイトをどこの航空会社で作成するのか、で、その後の贔屓が決まる、と云うマーケティング論がある、そうだ。
そうだ、そうだ。ボク、昔から、ホントにA社ばっかり。
なんでだろーね。
でもボクは高所恐怖症で閉所恐怖症で(何れも医学的根拠は、ない)しかも機械がまったく駄目なもんで、岩見沢三井グリーンランドのジェットコースターも、乗れません。
昔一度、STV東京支社に当時勤務していた、現札幌の老舗菓子屋のKくんと、浅草花やしきで乗った。有名な、ジョットコースター。
これは、ホントにおちっこちびりそうになった。
ガンガンガンっ!って、曲がるたび走るたび、すんごい。
花やしきのコースターで絶叫してるの、わらっちゃう?
ボクは縦Gがまったく、駄目なんです。
曰く、クルマがちょっとした小橋を渡るとき、うん、
丁度、南幌GCに向かう、田舎道みたいな。
あるわあるわ、道路の段差(がったん、ってんじゃないけどね)。
それを通るたびに、一瞬、ふわっと、なって、おなかがにゅーるりん(表現ができん)って、なったこと、みなさん、ありませんか?
あの、縦Gがボクはまったく、駄目なんです。
数年前、TOYOTA BIG AIRの関係でオーストリア、インスブルックにAIR&STYLEを視察に行ったときの帰りのインスからウィーンへのボンバルディア。
当日朝まで、外人宅でのめのめシナップス(強烈なお酒)攻めに遭い、ゲボゲボのグルグル状態で、搭乗しちゃった上に、天候調査待ち状況の悪天候で、なんと外人、飛ぶんだぁ、これが。
もう、揺れるなんてもんじゃ、ないですよ、あなた。
ほんの数十名しか乗れぬバスなみの飛行機が、キャンセル待ちで
満席。で、もう上や下やの乱気流。
情けない、この東洋人男一匹のみ。
一人で絶叫しながら、失神寸前でした。
同行のスタッフは、もう、あんぐり。
二度とオマエは連れてこん!と。
っと、云う事で昨今。なにやらギリギリセーフの航空機事故が多発しています。
それでも世界一安全な乗りもの、なんですね、いまでも。
要は、確率論ですか。
いやー、増して、大正時代の飛行機ですよ、あなた。
このロマンチックな飛行機乗り兼作家は、いったいどんな飛行機に乗って、そうして大好きなその飛行機とともにどんな気持ちで、いったいどこに行っちゃったのだろう。
御大宮崎駿先生の次回作、乞うご期待。
あ、空もの、ではなく、海もの、だそうです。はい。
2007-08-27 21:12
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