くま社長日記 Vol.184「林檎と仏語」
久しぶりの大雪、先週木曜日夜半から金曜夜。
日曜日、半年以上振りの雪かきをしました。
木曜夜半から金曜日中にかけて、すこし気温が上がったんでした。
金曜から落ち着いたはずのお天気、土曜の夜から、猛烈に、降りましたね。
街中はホントに歩いている人皆、雪だるま。
ふわふわの雪の下には、べちょべちょの雪。
プラスティック製のスコップに纏わり付いて、難儀な雪かき。
スキー用のワックスを塗って、滑りをよくして。
そんな週末に、今年も嬉しいお届けモノ。
青森の知人、ここ10年来のお仕事でお付き合いが始まった、知人。
そのお仕事の現場でトランシーバーのやり取りをするんですが、このステキな「青森衆」の会話、どう聴いても、フランス語、そのもの。
鼻濁音、と云うのかな、ちょっとお鼻に空気を抜くような、発音。
イントネーション、アクセント、どれをとっても、フランス語。
英語、ドイツ語、日本語とタダでさえ、その現場は多国籍言語が交錯する中、この「フランス語」が入ってくるんですね、たまに。
※こう云う書き方をすると、叱られるかな?
とっても楽しいお仕事を毎年、させていただいています。
感謝しております。
前にも書いたのですが、ボク、最近太宰を読み返しているのですが、「思い出」や「津軽」など、書かれた時代も内容も目的もまるで違いますが、やはり生誕の地である青森の息吹がとても感じられる訳で、なにかこのタイミングで青森からこんなステキな戴き物、もう、ご縁のような気がしてなりません。
殆んど毎日、太宰ばかり読んでいる中で、青森から林檎が届くなんて。
嬉しさとおいしさが何倍にもなりました。
太宰は、後に東大仏文科に入学する訳なんですが、フランス語なんて、まったく予習の無いまま、上京する訳です。
当時、仏文科に入学すると云う事は、一般的な就職を放棄することに等しい、と同じ時代の無頼派、交友のあった檀は云っています。
故に、太宰は、「小説で身を立てる」、と云う生涯の目的の為に、自分に対して逃げ場の無い
状況を作ったと考えられる、とも語っています。
林檎と仏語。
妙な組み合わせと思われるかと想像しますが、実に、縁深いなぁ、と思うわけです。
さ、寝よ。
2007-12-16 23:52
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