くま茶長閑話 Vol.380 「ビタミンC」
とあるご縁で6年位前からお茶を習っておる。
が、ここ2年くらい、全くお稽古に行けてない。
お道具はそれなりあるので折角だから会社に持ち込み、最近、業務の合間にちょろちょろ点ててずぅっとやっている。
さっぽろ地下街ポールタウンの福寿園にいってみた。
お薄と濃茶の中間くらいで少し甘みを感じることができそうのが欲しい、と云ってみた。
店員さんが勧めてくれたお茶を買ってきた。
お点前の所作は、いいっこなし。
茶杓で買ってきたお茶を直接よそって茶碗に大盛り2杯より少し。
カセットコンロで沸かした珈琲ドリップ用のやかんでお湯を注ぐ。
茶筅振りだけは、自信がある。
ふんわり泡立つ。
のの字で茶筅を抜く。
茶碗は安物だがひと目で気に入ったごつい平たい焼き物だ。
広めで平らな方が、素人には点て易い。
香りはとてもよい。
やわらかく、とてもおいしい。
「ずっ」
久しぶりにお抹茶をいただいた。
サプリメントでビタミン群を摂取していたが、お茶でいただくのは
つぶつぶを水でえいっ、ごっくんと飲むより、精神的にもまったく有意義で楽しく美味しくうれしい。なにより、ひいひい言いながらやってる作業の合間に、大変な気分転換になり、これは、いい。
呑み終わった茶碗に先ほどのやかんでお湯を注ぐ。
少しゆすって、建水に見立てた大きめの別の器に、あける。
もう一度茶碗にお湯を注ぐ。
茶筅を少し振る。のの字で茶筅を抜く。
キレイになった茶筅を静かに、置く。
茶碗のお湯を建水へあける。
もう一度茶碗にお湯を注ぎ、建水にあける。
茶碗の内側を、拭く。
キレイになった茶碗にそっと、茶筅を終い付ける。
お茶はやはり、終いつけの所作が、いい。
全て、元通りに、戻すのだ。
超簡易方式でお茶には大変恐縮だが、ま、佳しとしていただく。
これは、いい。
2016-01-08 17:18
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